こんにちは、暮らしデザイナーのshioriです。
家づくりの中で、多くの人が気になるのは間取りですよね。
こだわりの間取りが完成しても、間取りだけで満足していてはいけません!
今回はお家づくりのなかでも重要な「窓」について。
窓って意外と忘れられがち・・・住んでから、「こうしておけばよかった!」が多いポイントでもあります。
これから書く10か条を確認して、さらに素敵なマイホームにしてくださいね◎
それではいってみましょう!
Contents
そのハンドル、操作できる?
トイレや洗面室によく使う「すべり出し窓」
すべり出し窓の操作方法は2つ
例えば、洗濯機の奥やトイレの奥の窓は手が届きづらく開けにくいです。そんなときはオペレーターハンドルがオススメ◎
せっかくお金をかけて付けた窓でも、手が届きにくい窓は開けなくなります。そんなのもったいない!事前にハンドル種類の確認を!
虫が苦手な方は網戸もチェックすべし
私は虫が苦手です!(笑) 先ほど紹介したすべり出し窓、実は網戸にも種類があります。
メーカーによって色々な名前がついていますが、大きく分けてオペレーターハンドルは固定網戸・カムラッチハンドルは可動網戸の2パターンがあります
カムラッチハンドルの場合、「①窓を開ける→②網戸を閉める」の動作が必要になりますので窓を開ける度虫が入るリスクがあります。
オペレーターハンドルはくるくるハンドルを回して窓を開けるので元から網戸が固定されています。=窓を開ける度に虫が侵入するリスクを減らせるということです!
少しでも虫が入るリスクを減らしたい方は網戸の開閉方法も確認を。
さらに、各メーカーから網目の細かい網戸も出ています。オプション設定ですが、視界もクリアになるし防虫性もUPしますよ!
鍵、開け閉めできる?
引き違い窓はクレセント錠と言われる鍵が一般的です↓
通常クレセント鍵は窓の中心についていますが、メーカーによってはこんな風に「クレセントダウン」もオーダーできます。
道路やお隣さんからの視線を気にして高い位置に設置した引き違い窓は鍵に手が届くかどうかチェック!高い位置の引違窓は「クレセント下付けで!」とオーダーしましょう。
チェーン、左右どっちにした?
これも高い位置につける窓にあるあるなんですが、チェーンの取り付け位置も重要です。
(チェーンに子どもが絡まり事故になる危険性があることから、最近YKKはループレスという商品になりました)
何も考えずにつけたら冷蔵庫や家具、鏡に干渉して開けづらかったという声をよく聞きます・・・
左右のどちらにつけたら操作しやすいか、シミュレーションをお忘れなく!
同じ部屋の窓高さ、揃えた?
この写真のように、同じ部屋の中で窓の高さがバラバラになっていませんか?
外観にも関わってくるので、高さ揃えることは重要です。
上端を揃える・下端を揃えると統一感が出て綺麗に見えます。バランスをしっかり確認しましょう!
隣地さんとの視線大丈夫?
民法にも関係してきますが、窓の高さやサイズをしっかり計画しないとお隣さんのお家から丸見えになってしまったり、逆にお隣さんのお家が見えてしまったり、、とトラブルのもとになります。
そういったトラブルを防ぐためにも、隣地さんの窓状況は必ずチェック!私は現地調査に行く際、隣地さんの窓情報を記録し、図面に落とすようにしています。そうすることによって、視線が合うのを防いだり・トラブルを減らしたりすることができるのです。
少しの気遣いや検討で、暮らしは大きく変わります!
その窓、避難できる?
最近、バルコニー無しの住宅も増えてきましたね。2階に居室があるお家で、スリット窓だけ・小さな窓を並べた外観、というお家もよく見かけます。
防犯と避難は真逆のお話になってしまいますが、万が一のことを考えて2階からも避難できるよう1か所は避難できるサイズの窓をつけることをおススメしています。
サッシの色・窓枠の色確認した?
窓はサッシ色(内側・外側)と窓枠の色が選択できます。
・外観のイメージに合っているか
・インテリアイメージに合っているか
必ずチェックしてください。またアクセントにする壁面に窓がある場合は色決め要注意です!
窓枠については以前紹介していますので、こちらも参考にしてみてください◎
何となく、すべり出し窓にしてない?
よく使う窓で紹介した「すべり出し窓」。なんとなく、「ここもすべり出し窓で!」とオーダーしていませんか?
通路になる部分は、人に当たったりモノと干渉したりすることがあるため、すべり出し窓にされる際は取り付け高さに注意。
何かに干渉しそうだけど、換気はしたいということでしたら「上げ下げ窓」や「引き違い窓」をチョイスすべし。
外部に置くモノとの干渉はないか?
開閉できる窓とエコキュート、物置、室外機、立水栓などとの干渉はありませんか?
平面図だけでなく、立面図にも外部に置くものを描いてチェックすると干渉防止に有効です!
まとめ
チェックする項目は多いですが、ひとつひとつの窓をチェックすることによって暮らしやすさや快適性が変わってきます。
窓はあとから動かしたりサイズを変えたりすることが難しいので、計画の段階でしっかり検討しておくことが重要です。
間取りのセカンドオピニオンでは、間取りのことはもちろん、窓についてもアドバイスをしています。住んでみてからの「こうしておけばよかった〜!」を少しでも減らせるように、アドバイスさせていただきます。
InstagramのDMやHPのお問い合わせからお気軽にお問い合わせください◎
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